3月3日にAMDからIntel超えと謳われるCPU、Ryzen7シリーズが発売されます。
Radeon RX Vegaなんてシロモノも発表されましたね。
GPUについては詳細の発表がまだなので、Ryzen7 1800XとRX480を主役としたAMD機を予算20万円で構成を妄想していきたいと思います。
ついでにintel+GeForceとの価格差も比較していきます。
Ryzen7シリーズラインナップ
1800X | 1700X | 1700 | |
価格(amazon.com) | $499.00 | $399.99 | $329.99 |
ベース周波数 | 3.6GHz | 3.4GHz | 3.0GHz |
ブースト周波数 | 4.0GHz | 3.8GHz | 3.7GHz |
ソケット | AM4 |
すべて8コア16スレッドで、1700のパフォーマンスはi7 7700Kよりも46%上回るとの発表。
1800Xに至っては6900Kと同等以上のパフォーマンスを秘めているにも関わらず価格は半額。これが本当ならばどえらいことです。
構成方針
CPUは1800X、GPUはRX480を2枚差しという方針。予算は20万円(OS除く)としましょう。
8コア16スレッドを活かした高効率なエンコードや、GTX1080に迫ると言うRX480のCrossFireX(GeForceで言うところのSLI)による最高のゲーミング性能が期待されます。
価格は注釈が無ければすべて、記事執筆現在の価格.comの最安値です。
構成(妄想)
CPU
Ryzen7 1800X
1ドル113円として56,387円、税込で60,897円。
なんやらかんやら上乗せされて、65,000円としておきましょう。
GPU
RX480
GIGABYTEのGV-RX480G1 GAMING-8GDにしてみます。
妄想ではありますが、DVI端子が欲しかったので。
価格は23,980円。2枚差し(CFX)しますので、2枚分で47,960円。
マザーボード
X370チップセットマザー
CFXに対応していて、さらにOCも視野に入れておきたいため。
まだ出揃っていない感じはありますが、既に発表されているASRockのものにしてみます。
最上位モデルである意味があまり感じられなかったので、ミドルレンジクラスのFatal1ty X370 Gaming K4を選択。
価格は21,038円くらい。
CPUクーラー
Ryzen7のソケットはAM4です。今までは上位互換性があったのですが、今回はそれが無くなってしまったので、クーラーの選択は慎重に。
それなりに定評のある空冷の忍者四は、変換キットが提供される予定らしいので忍者四にします。
価格は5,628円。
ツメを引っかけるタイプならば対応しているようです。
SSD
ブート用としてはやっぱりSSDは必要ですね。
525GBのCT525MX300SSD1にしておきましょう。
価格は16,598円。値上がりしすぎじゃないですか…?2倍くらいになってません…?
HDD
データ保存用。
2TBでWD製のWD20EZRZ-RTを選択。予算に余裕があればHGSTの方が安心感があるのでそちらを選びたいところですが、今回は価格をやや重視。
価格は6805円。
メモリ
16GBあればとりあえずは大丈夫でしょう。
今回の世代からDDR4が主流となりましたので、DDR4・8GB2枚組のCT2K8G4DFS8213を選択。
価格は9980円(8GB×2枚)
マザボにはまだあと2枚挿せますので、買い増しして32GBにしても良いですね。
PCケース
なんとなく今使ってるのがDefineR5なので、Define Cを選択。
3.5インチシャドウベイ×2、2.5インチシャドウベイ×3です。光学ドライブの搭載を考えていないので5インチベイは無し。
価格は10,770円。
ちなみにケースファンはフロント用とリア用の2枚付属します。
今回の構成だと熱がちょっと心配になってくるので、ケースファンを買い足す必要が出てくるかもしれません。
電源
80PLUS BRONZEの750Wにしておけばなんとかなりそう。
コルセアのCX750Mにしてみます。
価格は11,479円。
合計金額
すべて足すと…
195,258円!
20万円に収まりました。ちなみにOSを新規に買う場合、Windows10Proは24,000円くらいです。
高いですか?ピンと来ませんか?
では、続いてCPUをintel、GPUをGeForceにして金額を計算してみましょう。
マザーボードに関しては価格差があまり無いので、特に置き換えて計算したりはしません。
i7 6900K + GTX1080の場合
公式発表を信じるならば、1800Xは6900K、RX480CFXはGTX1080とそれぞれ同等以上のパフォーマンスを発揮するそうなので、6900Kと1080にした場合の金額と比較してみましょうか。
6900Kの価格は、今のところ125,750円が最安値となっております。ただ、200ドルの値下げが既に発表されていますので、その分日本でも値下がりしていくと思われます。
RX480はGIGABYTEのものを選びましたので、GTX1080も同じくGIGABYTEから、GV-N1080G1 GAMING-8GDの価格を見てみます。
価格は、81,800円。GTX1080についても、100ドルの値下げが発表されていますので、値下がりが期待されますね。
さて、合計金額です。
i7 6900KとGTX1080、他は同じ構成とした場合の合計金額は、
289,848円也。値下がっていく分を考慮すると、26万ぐらいになるでしょうか。
価格差
AMD構成とintel+nvidia構成、その価格差は、94,590円。
AMDの言う性能を鵜呑みにするならば、かなりのコストパフォーマンスですね。
まとめ
なんやかんやでAMDはベンチ実測値や消費電力、発熱などでガッカリされるイメージがあるので、今後ベンチマークが出揃ってきたときにどうなるかは分かりませんが、今のところはかなりの費用対効果です。
予算20万と銘打って「なんとか20万に収めたよ」感を出しておりますが、正直なところ余裕で20万切れます。パーツの妥協点次第ではさらに数万円絞れます。
人柱になってAMDマシンを組みたいという方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
現状の主流がintelやGeForceであり、AMD使いは時折相性問題に悩まされたりもするようではありますが。
GPUはともかくとして、CPUだけならば、1700Xあたりを買って、お好みでGTX1070あたりを搭載して、ミドルハイなゲーミングマシン、あるいはエンコードや動画編集用PCにしてみても面白いかもしれません。
3月3日が楽しみですね。
私は買う予定はありませんが。
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